- 施設管理部 施設管理課
1996年7月入社 - Y. S.
設備管理業務のキャリアデザイン
ゼロからの挑戦で可能性をつかむ
- 現場の業務は
経験で覚えていく
……担当している仕事は?
団地の給水施設の巡回点検業務です。給水ポンプの動作点検、それから制御盤の外観点検。発電機がある施設では、発電機を実際運転してその運転状態のデータを取ります。不具合箇所があれば写真を撮ってUR都市機構に報告します。それに伴って工事等が必要になれば工事業者を手配して、工事の立会いまでを担当します。
……入社後の最初の仕事は?
大学を卒業して数年、職に就かずにいたのですが、縁あって入社し施設管理部に配属されました。最初は何もできなかったので現場事務所の電話番から始めました。その後給水施設の巡回点検を主に担当しています。入社してから資格を取得して現場に慣れていった感じです。入社する際に言われたことで今でも覚えているのは「高いところは大丈夫ですか?」という質問です。僕は高所での作業はそんなに気にならなかったのですが、高置水槽に登って点検するときに風が吹いているときなどは、なかなかスリルがありますね。もちろん安全確保はしているのですが、2011年の余震に遭遇したとき、水槽の上部はかなり揺れたので、とりあえず動かずにいて揺れが収まるまで水槽にしがみついていたのを覚えています(笑)。
- 巡回業務に大切な健康
そして移動 -
……巡回業務で気をつけていることは?
自分が伝染病にかからない、病気にならない、健康でいることです。陰性の証明ができるまでは現場に入れないケースもあるので、そうした状況は他のスタッフに迷惑をかけることになるので、健康管理を最優先に生活をしています。
一人でおよそ15~30団地程度を担当しますので、まず場所を覚えることから始まり、道路事情の把握が重要だったりします。事故渋滞等に巻き込まれたりすると、巡回手順の変更を余儀なくされます。管理会社の現場担当者との約束の時間は変更できませんが、他の巡回の順番を臨機応変に変更するなどして、慣れるまでは“移動”がいちばん大変かもしれません。
- ゼロからスタートして
気づけば28年勤務
……あなたが描いたキャリアデザイン、ゴールの姿は?
ライフラインって、通常機能しているときはあって当たり前ですが、いざ災害などで機能不全に陥ると、特に“水”はとても大事だと嫌でも気づかされます。そんな大切な“水”を安定的に提供するために、この業務が必要なんです。新しい知識や経験、屋外での業務、健康、移動などが求められるこの業務では、特に若い力に期待をかけたいなと考えています。とはいえ、仕事自体は年齢や経験に関係なく活躍ができるので、実際に私より年上の方で定年後に他社から未経験で入社されてる方も多くいます。そうした方も5年、10年と長く働ける環境なので、若い人だけでなく第二のキャリアとしてこれから入社してくれる皆さんにも期待してます。
個人のキャリアを振り返ると、資格も経験も何もない私にゼロからスタートするチャンスを与えていただき、会社には感謝しかありません。これから私にできることは、会社の若返り策に私の経験が少しでも役立てばと考えています。入社当時、部長に言われたのは「将来のこともあるから3年間は我慢してくれ」という言葉でしたが、気づけば28年いますからね(笑)。
8:30 | ● | 出 社 | メールチェック |
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8:45 | ● | 朝礼に出席 | 前日当番からの連絡事項確認 |
9:15 | ● | 車両運行前の自主点検 | |
9:30 | ● | 巡回点検 | 水槽内、制御盤、ポンプ及びモーター点検 |
12:00 | ● | 昼 食 | 団地近くの食堂で日替わり定食 |
13:00 | ● | 打ち合わせ | 取引先担当者と工事スケジュールの確認 |
14:00 | ● | 現場調査等 | 工事用車両、バリケード、 看板位置等の確認 |
17:00 | ● | 事務処理 | URコミュニティへの報告書の作成 |
17:30 | ● | 退 社 | |
18:30 | ● | 帰 宅 | ゴルフ練習場で打ちっぱなし |